こんにちは(*´-`*)ノ

今日は百田尚樹さんの「影法師」ですレビューです。

百田さんの代表作と言えば「永遠の0」です!
自分の中では,児玉清さんの歯を食いしばって涙をこらえたがダメだったという帯をみて買ってしまいました!そして本当に涙をこらえてもダメでした。涙なしでは読めないですね。

「永遠の0」は自分の中でも上位の作品ですので機会があったら読んでみてください!

ここからはネタバレになります。

この作品は江戸幕府ができてから120年ほど経った時代の話です(*´-`*)ノ

影法師は戸田勘一がどのような人生を送ってきたのかを主軸として描かれています。
勘一は下士という低い身分から国家老にまで出世します。
そして勘一の竹馬の友である彦四郎という人物はそれとは逆に哀しい最後を迎えてしまいます!
最初は彦四郎は勘一の処遇と自分の不甲斐なさにそのような人生を送ってしまうように描かれていますが,その一つ一つが意味のある行動だと分かっていきます。
最後にはこれも涙なしでは読めない作品ですね(*´-`*)ノ
題名である「影法師」とはまさに彦四郎のことということがわかります。
これは勘一の物語を支える彦四郎の物語でしたね。

と思って読んでいましたが,ですが文庫の終章を読んでそれは真に作者が書きたかったことは,それだけでもなかったのだと思いました。
もちろん勘一との友情は強いものでしたが,それ以上に強い思いがあったのではないでしょうか(*´-`*)ノ
自分はそんな人のために全てを捨てる人生を送ることができないと思いました。。
親友のために全てを捨てることはできないですが,もしかしたら・・・
そう考えると納得できるような気がしますね。
文庫版を読んでいない人は最後の終章だけでもぜひ読んでみてください!

次ぎは奥田英郎さんの「無理」を読もうと思ったのですが,電車で下巻を持ってきてしまっていることに気づいたので,急遽本屋で真山仁さんの「マグマ」を買い読んでいます!
原発を先取りしていた作品です。

それではまたです(*´-`*)ノ